
ディーラーや整備工場で日野プロフィアのマフラー交換を勧められ、見積もりの高さに驚いた方は多いはずです。
日野プロフィアのDPRやマフラー一式を新品交換すると、交換する部品によっては数十万円から100万円を超えることもあります。
ただし、不調の原因がフィルターのススやアッシュの詰まりであれば、交換せずDPR洗浄で対応できる場合があります。
一方、フィルターの割れや溶損、触媒の劣化などがあれば交換が必要です。
そのため「マフラー異常=すぐ交換」ではなく、まず状態を診断してから判断することが大切です。
この記事では、トラック専門のDPF・DPR・DPD出張クリーニングを行うコウゴクDPFクリーニング(関西・四国・中国地方対応)が、交換か洗浄かを判断するポイントを解説します。
▶ プロフィアのマフラー交換を勧められたら、洗浄で対応できるか無料で相談する
※DPRは、日野車に採用されている排出ガス浄化装置の呼称です。 本記事ではDPRを含む排出ガス後処理装置をマフラーと表記して解説します。
| この記事を書いた人 コウゴクDPFクリーニング 代表 兒玉 龍也 関西・四国・中国地方で、トラック専門のDPF出張洗浄を行っています。 DPFマフラーの洗浄やトラックの吸排気まわりのお困りごとについて、現場で寄せられる声をもとにわかりやすく解説しています。 |
日野プロフィアのマフラー交換費用と3つの選択肢
日野プロフィアのマフラーが不調になったときに選べる3つの手段について、費用と作業内容を解説します。
1.新品に交換する
マフラーの新品交換は3つの選択肢の中で費用がいちばん高く、工賃や周辺部品を含めると100万円を超えることもありえます。
フィルターに損傷がある車両では、新品交換が一番確実な手段ではあります。
2.リビルト品に交換する
リビルト品とは、使用済みのDPFを分解・洗浄し、劣化した部品を交換して検査を通した再生品です。
新品より安価なことが多いものの、価格は車種や品番、再生方法、販売業者等によって大きく異なります。 一般的な自動車リビルト部品では、新品の7割程度とされることもあります。
リビルト品へ交換する場合の主な注意点は、以下のとおりです。
- リビルト品や中古品は在庫状況によってすぐに入手できない場合がある
- 販売業者によって部品の品質や整備状態に差がある場合がある
リビルト品への交換は、注意点を理解した上で選ぶのであれば、交換費用をできるだけ抑えたいときの選択肢になるでしょう。
3.DPR洗浄で対応する
フィルターに損傷がない場合は、洗浄を選ぶと交換よりも費用を抑えられます。
DPR洗浄は、フィルターにたまったスス・灰を取り除いて差圧を下げる整備です。
料金は洗浄の方法によって異なり、目安は以下のとおりです。
| 洗浄の方法 | 大型トラックの料金目安 | 作業の特徴 |
| 一般的な郵送型・分解洗浄 | 10万〜15万円程度 | 発送から返送まで日数が必要 |
| コウゴクDPFクリーニング(非分解の出張洗浄) | 17万円程度〜 | 現地で数時間ほど |
洗浄の方法や洗浄する箇所の数によっても、料金は変動します。
出張洗浄は相場より高く見えますが、車両を持ち込んだり送ったりする手間がなく、トラックの稼働を何日も止めずに済むのが利点です。
なお、車格ごとの料金相場は、トラック・大型車のDPF洗浄料金の相場で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
プロフィアのマフラーは交換が必要?判断の基準

プロフィアのマフラーに不調が出たからといって、必ずしも交換が必要とは限りません。
まず診断で原因を特定し、フィルターの状態に応じて洗浄または交換を判断します。
まず診断で原因を特定する
マフラーを交換するか洗浄するかを決める前に、診断機などを使って不調の原因を確認することがポイントです。
DPRの不調は、フィルターの詰まりだけが原因とは限りません。
差圧や各センサーの値、再生状況などを確認したうえで、フィルターの詰まりなのか、部品の故障なのかを切り分けます。
よくある症状と、考えられる原因・主な対応は以下のとおりです。
| 症状 | 考えられる原因 | 主な対応 |
| DPR異常のランプが消えない | 詰まり・センサー異常 | 診断で原因を確認 |
| 自動再生がされない | 短距離走行・センサー異常 | 走行条件の見直し・点検 |
| 手動再生の回数が増える | ススや灰の蓄積 | 診断後、必要に応じて洗浄 |
| 洗浄後すぐに再発する | 詰まりの原因が残っている | 原因の再診断・関連部品の点検 |
詰まりが原因なら洗浄で対応できる場合がある
フィルター自体に損傷がなく、スス(燃え残りの炭素)や灰(アッシュ)の堆積が主な原因であれば、洗浄で回復できる場合があります。
ススは再生によって燃焼させられますが、エンジンオイルなどに由来する灰は燃焼では除去できません。そのため、走行距離が延びるにつれてフィルター内部に蓄積していきます。
灰の蓄積が進んだときには、次のような症状が現れることがあります。
- 再生間隔が短くなる
- 手動再生を求めるランプが頻繁に点灯・点滅する
- 再生にかかる時間が長くなる
- 加速性能や燃費が悪化する
こうした症状が続き、診断の結果としてフィルターへの堆積が原因と判断された場合は、洗浄を検討します。
損傷・劣化している場合は交換が必要になる
フィルターが溶けたり割れたりしている場合など、物理的な損傷があるときは洗浄では修復できないため、交換が必要です。
また、触媒の劣化や、洗浄を行っても性能が十分に回復しない場合も交換を検討します。
交換が必要になる主な状態は、次のとおりです。
- フィルターの溶損・割れ
- 触媒の劣化
- 洗浄しても性能が回復しない状態
つまり、「症状が出たらすぐ交換」ではなく、まず診断で原因を特定し、洗浄で回復できる状態か、交換が必要な状態かを判断することが大切です。
ランプの点滅と点灯の違いや手動再生の手順は、DPFランプ点滅が消えない原因と対処法で解説していますので、あわせてご覧ください。
交換見積もり120万円のプロフィアを洗浄した事例

ディーラーで120万円のマフラー交換の見積もりが出た日野プロフィアを、弊社で診断・施工した事例があります。
診断の結果、DPRマフラーの詰まりは深刻ではないと判断し、マフラー洗浄は行わず、関連箇所の洗浄と添加剤による施工を実施しました。
施工後、DPR差圧は7.5から5.0まで低下しています。
詳細は、交換見積もり120万円のマフラー詰まりをDPR出張クリーニングで対応した事例で紹介していますので、ぜひご覧ください。
プロフィアのDPR洗浄を出張で頼むメリット
作業時間・再発防止・費用の3つの面から、コウゴクDPFクリーニングの出張洗浄の特徴をまとめました。
出張非分解で最短2時間で完了
コウゴクDPFクリーニングはフィルターを分解せずに洗浄するため、トラックの稼働を止める時間を短く抑えられます。
作業はお客様が指定した場所へ出向いて行い、2~6時間程度で完了(洗浄メニュー等によって時間は前後します)。
以下の対応が可能です。
- 現地対応(トラックの持ち込み・発送が不要)
- 土日祝や緊急時の作業にも対応
- 診断機で状態を確認
整備工場へ入庫するための移動時間や手間もかからないため、できるだけ早く不調を改善したい事業所様に特に重宝されています。
吸気から排気まで4箇所を洗浄
コウゴクDPFクリーニングでは、DPRマフラーだけでなく、インテークやターボ、燃料ラインまでまとめて洗浄できます。
DPRの詰まりは、マフラーだけが原因とは限りません。
吸気量の不足やインジェクター周辺の汚れなどで燃焼状態が悪くなると、ススが増え、DPRを洗浄しても短期間で再び詰まることがあります。
そのため、車両の状態に応じて次の4箇所を洗浄します。
| 洗浄箇所 | 主な目的 |
| DPRマフラー | 排気のスス詰まりを除去する |
| 過給機(ターボ) | 排気側の汚れを除去する |
| インテークマニホールド | 吸気量を回復させ、ススの発生を抑える |
| 燃料パイプライン | 燃料系の汚れや詰まりを除去する |
DPR洗浄に加え、詰まりの原因まで確認して必要な箇所を洗浄することが、再発防止につながります。
まずは原因を診断し、吸気系や燃料系の汚れが関係している場合は、複数箇所の洗浄を検討するとよいでしょう。
新品交換よりコストダウン
4箇所をまとめて洗浄しても、新品交換より費用を抑えられるのが出張洗浄の利点です。
10tトラックの出張洗浄は17万円程度からで、洗浄する箇所の数に応じて3つのプランから選べます。
プランごとの違いは以下のとおりです。
| プラン | 洗浄する箇所 | 出張料金 |
| スーパーオールインプラン | 4箇所すべて | 無料 |
| セレクトプラン | 必要な2箇所 | 無料 |
| ワンポイントプラン | 1箇所 | 別途 |
各プランの金額は、10tトラックのDPF出張クリーニング料金プランでご確認ください。
日野プロフィアのマフラー交換に関するよくある質問
プロフィアのマフラー交換を検討している方から受けることの多い質問に回答します。
DPFマフラーの寿命はどのくらい?
DPFマフラーの寿命は、走行距離50万km前後がひとつの目安として挙げられることもありますが、実際の寿命は運行状況やメンテナンス状態によって大きく異なります。
日野自動車では、DPRについて1年または走行距離25万kmごとの機能点検を推奨しています。
プロフィアのDPRマフラーは自分で清掃できる?
運転者が自分でできる主な対処は手動再生や走行による再生までで、フィルターにたまった灰は自分では取り除けません。
手動再生や走行再生で燃やせるのはススだけで、灰は燃えずに残るためです。
自分でできる対処と、業者に任せる作業は以下のとおりです。
- 自分でできる対処:手動再生・走行再生
- 業者に任せる作業:灰の除去・フィルターの洗浄
手動再生や走行再生を繰り返しても症状が改善しない、またはすぐに再発する場合は、DPRの点検や洗浄を検討しましょう。
DPR洗浄の効果はどのくらい続く?
コウゴクDPFクリーニングでは、4箇所のフルセット洗浄で効果の持続期間を2年間が目安と考えています。
ただし、運行の仕方やエンジンオイルの管理によって持続期間は変わります。
洗浄後も差圧を定期的に確かめると、次に洗浄する時期を判断しやすくなるでしょう。
日野プロフィアのマフラー交換は診断してから判断を

日野プロフィアでマフラー交換を勧められても、フィルターに損傷等がなければDPR洗浄で対応できる場合があります。
新品交換は工賃や周辺部品を含めると100万円を超えることもある一方で、洗浄は費用を抑えられる手段です。
まずは差圧と不調の原因を診断で確かめ、交換か洗浄かをご検討ください。
【プロフィアのマフラー交換を勧められた方へ】
コウゴクDPFクリーニングは、中国地方・四国・関西でトラックのDPF出張洗浄を行っています。診断から4箇所の洗浄まで、ご指定の場所で対応可能です。


